たけのノート

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美術館めぐりの雑記帳

ブロイヤー展に行ってきた

 

こんばんは!

授業のない日に、国立近代美術館で開催中のマルセル・ブロイヤー展を見てきました。もうすぐ会期終了です!評判は特に調べず行きました。感想を書きます。

 

 

展覧会名:「マルセル・ブロイヤーの家具:Improvement for good」

会場:国立近代美術館、東京 (竹橋)

会期:2017年3月3日~5月7日

 

 ブロイヤー (1902-81) は、家具デザイナー・建築家として国際的に活躍した人物で、有名な代表作としてワシリーチェアと呼ばれる椅子が挙げられます。展示の入口には実際にワシリーチェアに座って写真を撮れるコーナーがあるので、Instagram等で検索しても画像が見られます。ここ数年の企画展は「写真を撮ってSNSにアップしましょう!」的なブースが増えたな~。(むしろ全面撮影禁止の方が少なくなっている気がする。)

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 さて、ここではブロイヤーの家具およそ40点が一度に見られたわけですが、少しずつ改良を重ねながら作品が進化していったり、ひとつのアイデアが彼の他の作品へと反映されていったりする様子が分かるのは面白かったです。一番記憶に残ったのは、ワシリーチェアの組み立て方を撮った動画。2分ほどの映像に編集されているけれど、実際は組み立てに1時間半くらい掛かるんだとか。(余談だけど、この展示についてのBRUTUSの記事がgoogleで試し読みできるっぽいです。会場構成を担当された方などが、分かりやすく面白い内容を話してくださっています。)

 ブロイヤーはバウハウスというドイツの造形学校 (政治的背景も影響して20年数年で閉校した)で学び、若くして当時のデザイン界をひっぱる存在だったそうです。ワシリーチェアを考案したのも、彼が23歳のころ。発表当初はあまり評価されなかったけれど、いち早く目に留めてくれた画家のワシリー・カンディンスキーにちなんだ呼称が後からつけられたらしいです。(本来はクラブチェア B3という名前で発表されている。) ちなみにブロイヤー、オジサンになってから日本に何度か来ています。「日本に来たら何見るべき?」なんて手紙の内容も展示されていて、ちょっとだけブロイヤーが身近に感じられました。

 自分で考案して何十年も経った家具が、アジアの異国の地で (それも美術館で) こうして展示されることになるとはブロイヤーも思ってなかっただろうな~、いや、思ってたかもしれないけど。

 

 ブログでの美術展レポは初めてですので上手くまとまりませんでしたが、よい展示でした。あ、欲を言えば、作品の寸法をキャプションか作品一覧に載せてほしかった…!家具だし!ともあれ、国立近代美術館はとても良い所蔵作品が多いので、これから行かれる方はぜひコレクション展も見てみて頂きたいです。ただし順路が4階スタートになっているので注意してね。(ブロイヤー展は2階です。逆行して見ちゃいました・・・ま、いっか。)